ノルウェー・フィヨルド大紀行

5月25日から29日、4泊5日で、ノルウェーへフィヨルドを見に行ってきました。今回は、ASUの父YOSHIも一緒の、にぎやかな旅です。まず は、スウェーデンから一度、ノルウェーの首都オスロ入りし、そこから飛行機を乗り換えて、約50分でノルウェー第2の都市ベルゲンを目指しました。これ は、オスロ空港。新しく建て直された建物は、斬新なデザインと、木をふんだんに使って、とても広々としていました。

我が家の恒例、ベビーカーももちろん一緒です。国際線では、ベビーカーは、スペシャルバッゲージで、梱包してくれますが、国内線では、機内に乗り込 む途中の穴から、投げ込むようにいわれました。横から見ると、こんな風に、スライダーをおちて、最後に係りの人が積み込んでいました。ベビーカーが壊れる ぞ、おい!!!

オスロからベルゲンに向かう飛行機からの眺めです。フィヨルドの複雑な地形と、山に残る雪が、はっきり見えますね。

目的地、ベルゲンの港町が見えてきました。ここは、12〜13世紀には、ノルウェーの首都でもありました。作曲家、グリークを生んだ街としても、有名です。

ベルゲン空港に着きました。そこからバスで、市内の中心部まで向かいます。15分ほどで着くはずの道のりは、珍しく渋滞に巻き込まれ、40分ほどかかりました。

ノルウェーは、スウェーデンと異なり、年間の3分の2は雨。気温も、スウェーデンより寒く、10℃前後でも、海風が加わると、かなりの寒さです。厚 手のセーターや、分厚いコートを着ている人も、まだまだたくさんいました。そんな中、街中には、こんなきれいな花も咲き乱れ、北国にも春を感じさせていま した。

初めて見ましたが、藤の花に似ています。

ホテルについて、早速インフォメーションで、明日のフィヨルド観光の予約をしました。(ASUの英語も、どこの国でも通じるようになりました?) と、その入り口近くに、誰か座っていると思ったら・・・座っている銅像でした。あっくん、不思議そうに見ています。遊び心がありますね。

犬も遊び心?ベビーカーの行く手をさえぎっています。(通さないワン!!)

ベルゲンの街は、港と切り立つ岩山に挟まれています。だから、家もこんな断崖に、色とりどりに立ち並んでいます。日本だと地震の心配をしてしまいますが、こちらはそれがないからできるのでしょうね。

街の中心地、トルガルメンニンゲンです。歩行者専用道路になっていて、広場を中心に、店やレストランが並んでいます。

広場のすぐ先に、木造りの家が並ぶ、ブリッゲン地区があります。ここは、ハンザ同盟時代にドイツの商人が貿易のための館をおいた地区で、現在は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

そして、お待ちかね?今日の夕食は、ガイドブックで見つけた”リド”というレストランに入ってみました。港を眺めながらおいしいシーフード料理を食べることができました。多少、優ちゃんの声で、騒々しかったのですが・・・とっても満足。

2日目は、朝8時5分の列車に乗って、フィヨルドを目指します。まず、ベルゲン駅から、ボスの街まで約1時間、きれいな海辺と、山裾の家々を見ながらすすみます。

ボスの駅で、グドヴァンゲン行きのバスに乗り換えます。これが1時間20分。だんだん山の頂に、雪が見えてきました。

途中立ち寄った、山の中にあるホテルからの眺めです。岩山と、その谷間の村がここから一望できます。私達も、この谷間の村を抜けてすすみました。し かし、この村まで降りる道が、バス1台ようやく通れる幅の、急なS字カーブ。窓の外はすぐに崖。高いところが苦手なMAKOは、車窓からの風景など怖くて 見ていられません!!

ようやくグドヴァンゲンのフェーリー乗り場につきました。今回この船で回るのは、ソグネフィヨルド。全長200キロ、最深部1300キロに及ぶ、ノルウェー最大のフィヨルドです。

見てください!この日は天候にも恵まれ、こんなきれいで広大な景色の中を、遊覧できました。しかも、驚くことに、こんな山の中のどこに行っても、日 本人観光客が多いんです。特に、中高年ツアーの団体様。更に驚くのは、この遊覧船、途中の景色をノルウェー語と、英語、日本語でもアナウンスしてくれるん ですよ。

お昼は、フェリーのカフェで買ったサンドイッチ。この帽子姿の彼こそ、ASUの父、YOSHIです。あっくんも優ちゃんも、すっかりおじいちゃんにべったりです。

約2時間、こんな鏡のような水面と、雪の残る山々の間をぬってすすみます。

こんな断崖の裾のにも、人家があります。

この村は、村の外にでる道がありません。いまだに、外へでる交通手段は、船だけだそうです。こういう世界に住んでいる人がいることも、なんだか驚きですね。

フロムの街が見えてきました。

ソグネフィヨルドの観光の拠点となっていて、フェリー乗り場のすぐとなりに、観光列車の駅があります。

あっくんとYOSHI、仲良く列車に乗り込みました。優ちゃんは、船や列車に揺られるたび、いい気分でおねんねしています。ママ、大助かり。。

今度はフロム鉄道で、約1時間、フィヨルドの景色を間近に見ながらすすみます。この列車は、観光列車で、途中景色の案内があり、眺めのいいところでは、スピードを落としたり、降りて眺めることもできます。

中はこんな感じです。広々と造ってありますが、みんな右や左のすばらしい眺めが開けるたびに、席を立って移動するので、座っている暇がありません。

こんなにたくさんの雪が残っています。きっと溶け終わらないうちに、次の雪が降るのでしょうね。

断崖が多いだけに、滝の数も無数にあります。自然の力はすごいです。

と、ここで休憩。行く先々でその土地に染まりやすいASU。今回も土産物屋で、ノルウェーフラッグの帽子とリュックを買って、早速決めてるつもり・・・.

そしてMAKO。「借金してでも旅行するぞ!!!」がモットー。我が家のレクレーション係と会計係、そして、給食係です。もちろん、作るより食べる方が好きですが・・・あらいやだ(^^)

 

車窓からの眺めです。鏡のような世界が続きます。

ミュルダルの駅に着きました。真冬のような寒さです。ここでアクシデント、列車の故障で1時間の遅れです。コーヒーとホットドッグを食べて、暖まりました。

そして、夕方7時、ようやくベルゲンにたどり着きました。ママが背中にしょっているのは、ASUがフロムの駅で買ったリュック。その中は、あっくん が珍しくだだをこねて欲しがった、白熊親子の大きなぬいぐるみです。二日目、フィヨルド観光の計画は、大成功。ホテルでゆっくり休みました。

3日目。ベルゲン市内が一望できるフロイエン山に登りました。急な斜面を登るケーブルカーで8分でつきます。

これが、フィヨルドの入り口ベルゲンの街です。現在は、商業と船舶工業では、ノルウェー最大の街になっています。

私達が泊まった、レインボウホテルは、街の中心街に立って、とても便利のいいホテルでした。

ここは、ベルゲン湾を囲む港の中心にある魚市場。右手が世界遺産のブリッゲン地区です。

魚市場は市民や観光客でにぎわっています。魚だけでなく、花や、果物なども売っています。

早速食いしん坊のMAKO、あっくんと優ちゃんを連れて、おいしそうなものを探しはじめました。

こんなグロテスクなアンコウもいます。どうやって食べるんでしょう?アンコウナベ?まさか・・・

この看板で、いかに日本人観光客が多いかわかりますね。日本語で書いてあります。ボイルえび・・・

で、吟味した結果、このサーモンとシュリンプとキャビアが乗ったサンドイッチと、カニが今日のランチメニューとなりました。

ランチは、ローゼンクランツの塔横の広場で、ピクニックです。

でも、途中で、雲行きが怪しくなって、ブリッゲンへ戻ってきました。

ここが世界遺産。ハンザ同盟時代の商館跡です。木造りの館は、今は土産物屋が開いています。

そして、今夜は空港近くのホテルで宿泊です。ところが、ホテルのレストランで大ハプニング!またまたおいしい料理を味わっていた矢先、ママに似て食 いしん坊の優ちゃんは、食べ過ぎて食事中に大騒ぎしたあげくに、吐いてしまいました。その始末をしている間に、MAKOのおいしい食事は、いつの間にか片 づけられており、幻の食事となってしまいました。その様子を見て、とても優しい白髪のウェイターが、気分の悪そうな優ちゃんへアイスクリームをサービス。 とても、「食べ過ぎなんです」とは言えなかったASUとMAKOでした。情けない。。。しかし、こうして夜もふけ・・と言いたいのですが、こちら白夜。夜 中12時頃になってようやくこの程度暗くなり、午前2時には夜明けを迎えます。

4日目はあいにくの雨。水族館に行って、ゆっくり過ごしました。ゆっくりしすぎて、写真を撮るのも忘れてしまいました・・はっはっは。そしてこれは最終日、またベルゲンからオスロ経由で帰国します。

ノルウェーはこんなに強い雨でした。

でも、隣の国スウェーデンは快晴。しかも、ちょうど天皇陛下が来られているらしく、空港の隅に日本の国旗がかかれた飛行機が2台止まっていました。ちょっとシャッターチャンスが遅れましたが。。

こうして、無事帰国しました。乗り物が大好きなあっくんには、船に飛行機に列車にバスと、乗り物満載で、おもしろかったようです。一方優ちゃんは、 その乗り物で、揺られてばかりで、ゆりかご状態。一番いい景色は、グーグーねんねしていましたが、おかげでママとパパとおじいちゃんは、存分に景色を眺め ることができました。ただ、今も残念なのは、途中で下げられてしまったディナー。旅先での、子供の食べ過ぎにはご注意を!!・・おっと、これは我が家の優 姫だけの教訓でしょうか?(MAKO)

 

HOME

inserted by FC2 system