研究のこと。。。             ノート

5/3

They are my colleagues, prof. Cecilia and student Hacer. Oh sorry, professional technologist Cecilia and Dr. Hacer. Is it OK Cecilia?

4/11

Erikが雑誌に載りました。HPに使っていいとの許可を得たので載せます。人柄が顔に表れています。見たとおりの先生です。

4/8

こちらのHPのリンクを張りますので、よかったらきて見てください。

www.neurofys.uu.se

3/23−25

Key Pointの研修会がありました。中身が濃く、Key Point(筋電計の名前)の奥深さがわかりました。また、システムの裏にある生理学的な話もあり、考え方も教わりました。Neurophysiologyな3日間でした。

びっくりしたのがこれです。話は聞いていましたが見るのは初めてです。筋肉の完全なコンピュータモデルです。いま針筋電図をしているところですが、 音を聞いている限りは本物そっくりです。筋肥大や、神経原性、筋原性など、パラメータを入れれば、所見をシミュレートしますのでいろいろな状態を作り出す ことができます。これは、専属の波形処理の博士号を持つエンジニアが作りました。

 

3/4

今日は遠隔講座です。毎週木曜日はほかの施設とISDN回線で、テレビ会議をしていますが、今日は新しい検査システムのデモでした。これはCTテス ターといって、CTSを10秒で診断しようというものです。とても画期的なシステムです。すべてここで開発されました。すごい。

マイクを握っているのはテクニシャンの主任でレアナさんです。ちょっと失礼な赤い矢印で示しているのがStalberg教授です。とても行動の早い 人で、歩くのから食事まで早く、私にはついていくのも大変ですが、冗談好きな暖かい方です。横にあるのがKeypointの新型ですが、なんと三内科はす でに去年からこれを使っていました。知らなかった。

これが通信の相手先です。今日は院内LANをつかった会議でした。

 

3/3

広い筋電図室で、Blink reflexの練習中です。被験者はトルコ人の女医さん、検査しているのは脳外科から研修に来ているドクターで左端がテクニシャンのチーフです。このチー フがまたいい人なんです。筋電図室は全部で6室あります。各部屋は狭くても8畳はあります。だから、このように患者を一回台に座らせると後は寝かしたり回 したり、自由自在に方向転換体位変換できますので非常に効率がいいです。一番広い部屋は20畳近いです。

 

屋上にヘリが来ました。毎日何度もやってきます。

2/19

こちらでの研究生活

 

毎朝8時からカンファレンスがあります。各自前日に行った筋電図で、解釈に困るケース、おもしろいケースについて症例を呈示しながらphysiologicalに検討します。筋電図の結果はすべてKeyPoint(第三内科にも一台あります)の画面をスクリーンに映しながら行われます。KeyPointは5台以上あり、またパソコン上でもKeyPointの ソフトは動きます。これらがすべてネットワークでつながっていますのですべての患者の全データが閲覧できるようになっています。医師は8人いて各自、自分 の部屋でデータを見ながら所見をテープレコーダーに記録してゆきます。そのテープは秘書さんが聞きながらタイプに起こして報告書ができ、サインすれば完成 です。(まるで機械のような早さでタイプしています)

木曜日はテレカンファレンスで、ISDNでフィンランドやノルウェーの大学とテレビ電話でつないで、やはりKeyPointのデータを双方向に見ながら検討します。これらの大学のKeyPointとも接続されているので、あちらのデータもすべてこちらで見ることができます。Neurologyneurophysiologyは完全に分離しており、テレカンファレンスの後にneurologyDrとのカンファレンスが始まります。

 

いずれにせよ、カンファレンスは9時前に終了しコーヒータイムとなります。

結構このコーヒータイムが重要で、ここで、いろいろな話題や、カンファレンスの続きがあったりします。私の場合は今のところ英会話の練習ですが。。。

 

患者さんは完全予約制で、大学内のみならず、スウェーデン全土からやってきます。一日におおよそ15人前後検査しています。Neurography(神経伝導検査)、EMG(針筋電図)、磁気刺激、SEP(セップ)、VEPEEGsphenoidal EEGをカバーしています。

 

まず、テクニシャン(7人います)が紹介状に書いてある内容を見てneurograhyを行い、医師はその結果を見てEMGを行います。検査中によくしゃべります。これはリラックスさせるためと思うのですが、スウェーデン語なのでわかりません。検査後も、かなり時間をかけて説明します。一人の患者に対してずいぶんと時間をかけています。

 

検査結果は前述のような方法で報告書となります。

 

お昼は11時です。こちらの人は朝早く仕事を始めますので、この時間にはおなかがすきます。私はいつも大学構内のお弁当を買っています。37クローネ(約480円)です。今度写真を撮りましょう。日本の幕の内弁当のような繊細さはありませんが、結構気に入っています。

 

 

2/15 こんなところで勉強しています。

屋上にヘリポートがあります。この大学所有のヘリコプターが何台もあるそうです。朝7時50分です。

これが入り口です。ドアを開けてくれているのはネットワークエンジニアのDavidです。彼のほかにエンジニアは3人いて、KeyPoint(筋電 計)が調子が悪いとすぐ修理してくれます。ここで、筋電計のプログラムは開発されているのでたいていのトラブルは数分で直ります。うらやましい。

廊下はこんな感じ。天井ではなく壁から照明しているのがスウェーデン流です。

脳波計はもうすべてデジタルになっています。所見はすべて自分の部屋のパソコンで閲覧する事ができます。

 

HPをみて勉強のことがのっていないぞ、何をしに行ったのだという励ましの!?メールをいただきましたので、研究のことも書きたいと思います。

これまで

鹿児島大学医学部第三内科の電気生理グループではテーマのひとつとして神経の興奮性のあがる病気であるIsaacs症候群の研究をしております。こ の病気は血液中にカリウムチャネルに対する抗体ができてしまい、カリウムチャネルが正常に働けなくなることで神経が興奮しやすくなる病気です。私たちの研 究グループはパッチクランプという技術を使って神経細胞にあるカリウムチャンネルが発生する電流(正確な表現ではありませんが)を測定しています。カリウ ムチャネルは一度興奮した神経細胞を元に戻す働きがあり、これが障害されることで神経は興奮しやすくなっていると考えられています。

いま

これまでは実験室の細胞レベルで、神経の興奮性について検討してきたわけですが、これまでの第三内科の精神に従い臨床ではどうなっているかというこ とで、すでに検討された先生のデータをもとにヒトにおける末梢神経の興奮性について検討することとなりました。具体的には末梢神経電動検査にて時々遭遇す る反復放電やA waveについて、その発生部位、発生のメカニズム、性質をUppsala大学の先生と一緒に研究しています。

 

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