GOTLAND旅行記

さあ、Mid summerをErikの別荘で過ごし、スウェーデン国をまたも西から東へ横断してOskarshamnで一泊した私達。いよいよ、フィンランドとの境、バルト海に浮かぶGotland島に出発です。

Oskarshamnからの夕日。でも時間は夜11時をすぎています。

いよいよ、Gotland行きの船に乗り込みました。Visbyまで約5時間の船旅です。船の中は、個室、売店、各種レストラン、娯楽施設などが充実していて、子供でも飽きないようにプレイルームも設けられています。あっくんはボールの中で泳いでいますよ。

写真が小さくてわかりづらいのですが、この先のデッキはイヌをつれている人用のデッキです。中にはいると大型犬が家族と一緒にくつろいでいました。

土産物屋で見つけました。これはただの飾りの人形ではありません。このキングと棒を地面にたてて、両サイドから丸い棒を交互に投げて遊ぶ素朴な遊具です。大人も学生も公園や庭に集まって、時々楽しんでいる姿を見かけます。ASUとMAKOもErik Familyとプレイしましたが結果は・・・・元バスケット部のMAKOの勝ちでした。

Gotlandでもっとも大きな都市、Visbyに着きました。ここはかつてバイキングの居住地で、石灰石と美しい自然に囲まれ、今でも13世紀に作られた城壁と塔が取り囲んでいます。その歴史と自然が世界遺産に指定され、「城壁とバラの街」と呼ばれています。まずはこの島での滞在場所、Solhem Hotelに到着しました。これはホテルの外観。アットホームで親切なホテルでした。私達の部屋はファミリールームでとても広かったです。

でもおもしろい張り紙が部屋のドアーにしてありました。ちょっと見にくいのですが、「このドアはとっても堅くて開けにくいです。でもそんなときはドアを下または上に押しながらあけると簡単に開きます」、ってかいてありました。確かにそのままでは開きませんでしたが、下に押しながら引くと簡単に開きました。単に立て付けが悪いだけなのですが、いかにもスウェーデン的でおもしろかったです。

早速夜も長いので夕食をかねてVisbyの街の散策へ繰り出しました。城壁で囲まれた旧市街には、昔13の教会が建てられていました。

街のあちらこちらは、この島の象徴であるバラが植えられ、古い城壁とのコントラストが鮮やかでした。

まあきれい!!これって食べられるのかしら?と優ちゃん。。。思わずよだれが、だらり。

大聖堂を除く教会はハンザ同盟の衰退とともに、リューベックの攻撃により壊されました。あっくんも優ちゃんも、おもしろい迷路のようにあちらこちらの階段を上ってみたり、窓から覗き込んだりしています。

これはもう窓の一部しか残っていませんね〜。

こんな城壁が、街をぐるっと取り囲んでいます。

どこまで行っても城壁ばかり。城壁には中へ入る18のゲートが設けられていて、そこを通らないと街の中心へでられません。まだかなあ〜。あっくん疲れ気味。。。

やっとゲート発見!!この城壁は、全長3.5キロメートル。道路も石灰石の石畳になっています。

さあ、2日目の朝です。今日はGotlandの北に隣接するフォーラ島までドライブです。

島の間はフェリーが往復しています。約15分でフォーラに到着。

ここは豊かな自然、羊の放牧、石灰岩の海岸と昔からの自然そのものが残っています。

島の西海岸には、石灰岩が浸食され、まるでモアイ像のような岩が波打ち際に残されていました。

石灰の大地の上にも、かわいい花がたくさん咲いています。

これが、私達のスウェーデン横断旅行の足となり、海を越えてGotlandまでやってきた車です。

風も強く、ちょっとお天気も崩れてきました。風の嫌いなあっくん、ちょっとからだが引けている・・・     「ママ〜〜あっくん、飛んじゃうよ〜〜〜」

南の島を思わせるきれいな海です。

スウェーデンの南の楽園の島・・・といっても、日本人には十分寒い!!ジャケットを着込んでいるMAKOの後ろでは、海水浴をしている人もいました。ブルブル。。。

ここはキャンプもできるようになっていて、テントやキャンピングカーもみられました。あっくんが撮影した一枚です。

さあ、小さなフォーラ島は一巡りして、またフェリーで帰ってきました。

今日の夕食は、Visbyの街でひときわ目立つ古い遺跡を利用して、半分オープンテラスになったこのレストラン。ずいぶんと人気があるらしく、席は予約でいっぱいでしたが、幸い時間が早かったので、予約前の席を特別に空けてくれました。

小雨も降ってきたので少し肌寒かったのですが、オープンテラスでも通路側はガラス張りになっていて、天井側には遠赤外線のヒーターが入れてあるので、暖かい作りになっています。しかも、ちゃんと各々の席にこんな膝掛けまで準備してありました。

ママと優ちゃんが食べているのはお魚料理。すっかり一人歩きも覚え、活動範囲の広がった優ちゃんはお腹がすいて食べる食べる。。。この食べっぷりは、ママの遺伝だ!!と、ASUはいつも感心しています。

美味しい食事を堪能した頃、雨もあがってちょっとだけ日が差してきました。

バルト海に沈む太陽。島の明るい一日も、ようやく終わりそうです。

「ここに立つと、ぜ〜〜〜んぶ見えるよ!」と、城壁の一番高いところまで駆け上がったあっくん。バイキングたちもこの夕日をみていたのでしょうか?

翌日は、早朝にこの楽園を後にして、一週間ぶりのウプサラへと帰路に就きました。

こんどはVisbyを出発して、そのまま北上する航路で2時間半。ストックホルム南部に位置するニナスハムンへ向かいました。

小さくなるGotland島。島独特の自然と文化が凝縮された、静かな楽園でした。

すっかり船旅にもなれた二人。交代にジュースを飲んでくつろいでいます。

船内には昔懐かしいゲーム機がおいてありました。しかも日本語表示のままです。写真が小さくてよく見えませんが。恐るべし、ナムコ。

ストックホルムからの帰り道、カロリンスカ大学の横を通ります。日本でいうと東大でしょうか。いつも電車でしたので気がつかなかったのですが、車で通りかかったので写真だけパチリ。

さあ、なじみのウプサラへの道です。この雲の流れ方をみると、「スウェーデンって広いなあ〜」っていつも感じます。

もうすぐ我が家。でもちょっとお腹空いちゃたので、ランチタイム。マクドナルドの横には、広い芝生の中にベンチが並べてあって、それだけでもピクニック気分です。優ちゃんは長い車の旅で、チャイルドシートに縛られていたので、食べながらも動きたくてごぞごぞ。。

こうして6月22日、ウプサラのアパートを出発した私達は、スウェーデンを東から西の端まで横断し、夏至祭をErikのSummer Housesで過ごした後、またも大陸を南下。Gotlandでの2泊3日の船旅を終え、東海岸を通って6月28日、ウプサラまで帰ってきました。                                 スウェーデンにきて最初で最後のドライブ旅行。右側走向でさえ危うい運転だったのに、帰る頃にはすっかり余裕で運転していたASU.。今月1歳になったばかりの優ちゃんと、3歳4ヶ月のあっくんも、このなが〜〜いちょっと無謀とも思える旅行中、各々の場所で楽しみを感じていたように思います。この長旅の途中、Erik宅で最後の別れの挨拶をするとき、あっくんはちゃんと誰にいわれるまでもなく「Hejda」とスウェーデン語でさようならの挨拶をしていました。                                         

私達にとって、長くて短い6ヶ月のウプサラ生活は、初夏と自然を満喫したこの旅行で、幕を閉じることになりました。                                       

7日間の走行距離・・・・・1353キロ。思い出いっぱいの距離となりました。(ASU MAKO)

 

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